begin, start, continue, cease などの場合

高校英語においても、これらの動詞の目的語となる不定詞と動名詞の使い分けは、あまり深く追求されていないようです。

したがって、テストなどではあまり必要のない知識となるでしょうが、実際の会話では、多少なりともニュアンスの違いが生じる場合があることも意識しておきましょう。

進行形の場合

これらの動詞が進行形になっている場合には、不定詞が好まれますが、意味の差はありません。

ing が続くと、言葉の流れがもどかしいということもあり、特に避けられることがあります。

The island is beginning to sink slowly because of global warming.
「その島は温暖化のせいでゆっくりと沈み始めている。」

begining sinking ... でも通じるのですが、少し口になじみません。

global warming (地球)温暖化

主語が無生物の場合

特に主語が無生物の場合、動名詞を使っても意味は変わりませんが、不定詞がよく使われます。

His broken watch started to tick again.
「彼の壊れた時計は再び時を刻み始めた。」

認識や理解を表現する動詞の場合

feel, see, understand, think などの認識や理解を意味する動詞を使う場合は不定詞がよく使われます。

The teacher continued to think of the way to handle the student.
「先生はその生徒の対応の方法について考え続けた。」

like, love, prefer, hate などの場合

上記の動詞と同様、状況によって不定詞と動名詞の使い分けがされることがあります。

一般的なことや経験などの場合

一般的な事や経験などを表現する場合は、動名詞がよく使われます。

My father likes walking (to walk) in the woods.
「私の父は森の中を散歩するのが好きです。」

未来や特定の行為の場合

未来や特定の行為などを表現する場合は、不定詞がよく使われます。

I like to go to bed by eight in the evening.
「夜の8時までには寝るようにしています。」

この like は「~することにしている」のような意味で使われています。


◆ある程度決まった表現もあります。

I hate to say this, but you have a bad breath.
こんなことを言うのはいやだけど、口が臭いよ。」

失礼にならないように使ってください。^^;