感嘆文と祈願文における話法転換の用法

話法には元の発言者の言葉をそのままの形で伝える直接話法と、発言者の言葉をその伝達を行う者の言葉に直して伝える間接話法とがあります。

このページでは、感嘆文と祈願文において、直接話法を間接話法に転換する場合の手順を解説しています。基本的な変換方法は平叙文の転換を参照してくださ

感嘆文の変換

◆ 感嘆文では what と how が使われるので、それらを接続詞として残し、伝達動詞には say, cry, exclaim などがよく使われます。

He said, “How hot this hot spring is!”
「“この温泉はなんて熱いんだ”と彼は言った。」
 
He exclaimed how hot this hot spring was.
「この温泉はなんて熱いのだろうと彼は声を上げた。」


The woman said, “What a strict rule it is!”
「“それはなんと厳しい規則なの”と言った。」
 
The woman cried out what a strict rule it was.
「それはなんと厳しい規則なのだろうと叫んだ。」


◆ what や how を取り、very really などを付けてthat節にすることもあります。

Ellie said, “What a cookbook song he is singing!”
「“彼はなんとありきたりの歌を歌っているのだろう。”とエリーは言った。」
 
Ellie said tiresomely (that) he was singing a very cookbook song.
「エリーは彼はとてもありきたりの歌を歌っているとつまらなさそうに言った。」

※ 伝達動詞の後にいろいろな副詞などを付けることもできます。

祈願文の変換

◆ 祈願文では伝達動詞に pray や express などを使い、 主に that節でつながれます。

Our teacher said, “May your dreams come true!”
「私たちの先生は、“あなたたちの夢が叶いますように。”と言った。」
 
Our teacher prayed that our dreams might come true.
「私たちの先生は私たちの夢が叶うようにと祈ってくれました。」

※ may が might になっていることに注意しましょう。