動名詞を使った時制や態などの表し方

動名詞の中においても、いろいろな時制や態を表現することができます。

日常的な会話や文章でもよく使われることがあるので、英文の書き方などをしっかり学習してください。

動名詞の完了形(having+過去分詞)

本動詞の表す動作より前の動作や状態を表します。

I'm proud of having participating in high school baseball tournaments.
「私は全国高校野球大会に出場したことを誇りに思っています。」


having がなければ「出場すること」となり、これからの事を表す意味になります。

I'm proud of participating in high school baseball tournaments.


remember や regret のような単語では、その後ろのことが過去のことであっても、完了形にしないのが普通です。

Don't you remember saying terrible things to her?
「彼女にひどいことを言ったのを覚えていないのですか。」

動名詞の受動態(being+過去分詞)

動名詞の部分だけを受動態にすることができます。

He hates being called a strange bird.
「彼は変わった人だと言われるのが好きではありません。」

bird 俗語で「人、やつ、変人」などの意味として使われます。

動名詞の否定形(not+動名詞)

動名詞の部分だけを否定するには、動名詞の直前に not を付けます。

I'm sorry for not having told you my true feeling earlier.
「もっと早くに私の本当の気持ちを伝えずに申し訳ありません。」

※例文は完了形の動名詞になっているので、having の前に not を付けます。