不定詞を名詞的に使う場合の解説

不定詞の名詞的用法は、その名の通り、to不定詞を名詞の働きとして使う用法のことです。

名詞的用法においては、基本的に「~すること」という意味を持ちますが、日本語らしくするために、適宜、「~するのが(は)」等に訳すことも必要です。

主語として使う

To criticize mistakes of others is easy.
「人の失敗をを批判することは簡単だ。」

これは、次のように、仮主語である it の構文に書き換えることができます。

It is easy to criticize mistakes of others.

また、mistakes of others は others' mistakes とすることも出来ますね。

It is stupid of you to overlook the chance.
「そのチャンスを逃すなんて君はばかだよ。」

この英文は次のように書き換えることができます。

You are stupid to overlook the chance.

目的語として使う

like や want などの動詞の直後に置かれます。

I want to go on TV once in a lifetime.
「一生に一度はテレビに出てみたいです。」

go on TV テレビに出る、テレビで放送する

The baseball player makes it a rule to go to the shrine every day for good luck.
「その野球選手は縁起をかついで、毎日その神社に行っています。」

make it a rule to do ~ ~するようにしている

補語として使う

be動詞などの後ろで、その補語として使われます。

My childhood dream was to become a pilot.
「私の子供の頃の夢はパイロットになることでした。」


目的語の補語としても使われます。

My father encouraged me to study abroad.
「父は私に留学することを強く勧めてくれた。」

study abroad 留学する