動詞の目的語として、「~すること」となる目的語に to不定詞しか使えないものがあります。
意欲や意志、意図などの意味を持つ単語が、これによく当てはまると考えておけばうまく見分けられることがあります。
高校レベルでよく扱われるのは次のような単語です。
The President was determined to reducde nuclear weapons held by the nation.
「大統領はその国が保有する核兵器を削減することを決心した。」
Did he offer to teach the underperforming soccer team?
「彼はその弱いサッカーチームを指導することを申し出たのですか。」
underperforming 標準以下の
動詞の目的語として「~すること」となる目的語に動名詞しか使えないものがあります。
すでに起こったことや、事実に対する対処をしようとする意味を持つ単語がこれによく当てはまると考えておけば、見分けられることがあります。
高校レベルでよく扱われるのは次のような単語です。
The city mayor avoided meeting the residents to persist in his belief.
「市長は自分の信念を通すために住民と会うことを避けた。」
persist in one's belief 信念を通す
Do you miss having a meal with your children?
「お子さんといっしょに食事ができないのは寂しいですか。」
動詞の目的語として、動名詞と不定詞のどちらも使える場合があります。
She gradually began to talk(talking) about her own personal history.
「彼女は自分の生い立ちを徐々に語り始めた。」
one's own personal history ~の生い立ち
I can't bear hearing(to hear) such an awful noise any more.
「これ以上そんなひどい音を聞くのは耐えられない。」
※上記のような場合は、動名詞と不定詞のどちらにしても意味は変わりません。
begin, strat, continue, cease, like, love, prefer, hate などにおける使い分け
特にこれらは、どちらを使うかによって、意味が変わってしまうので注意が必要です。
Remember to take an umbrella to your fahter, Kate.
「ケイト、忘れずにお父さんのところに傘を持っていってね。」
※ remember to do では「~するのを覚えている」という意味になります。
Don't you remember eating dinner, Grandpa?
「晩御飯食べたの覚えてないの、おじいちゃん。」
※ remember doing では「~したのを覚えている」という意味になります。
次のように不定詞を使うと、目的を達成できなかったことを示唆します。
Judy tried to discipline her dog stirctly.
「ジュディーは彼女の愛犬を厳しくしつけようとした。」
※犬をしつけようとしたが、うまくいかなかっというような状況が考えられます。
次のように動名詞を使うと、実行したことを表すことになります。」
Judy tried disciplining her dog strictly.
「ジュディーは彼女の愛犬を厳しくしつけてみた。」
これらは、その後ろを動名詞にすると、受動態の意味になってしまうものです。
We need to update the system files immediately.
「(私たちは)そのシステムファイルを直ぐに更新する必要があります。」
この不定詞の部分を動名詞にするには、主語も次のように変える必要があります。
The system files need updating immediately.
「そのシステムファイルは直ぐに更新する(される)必要がある。」
これは次のように言い換えても同じ意味として通用します。
The system files need to be updated immediately.
どちらの形がテストに出ても、すぐに置き換えられるように何度も練習しておきましょう。