受動態の時制

受動態の基本形は中学で学習しましたが、(be動詞+過去分詞)の形で「~される」という意味になることを覚えていますか。

高校英語では中学で習う受動態の現在と過去形の他に、下記のようにいくつかの受動態があります。

現在形

be動詞を主語に合わせて is, am, are にします。

This advertisement is exaggerated too much.
「この宣伝はあまりにも誇張され過ぎている。」

主語が advertisement で単数形なので is になります。

過去形

be動詞を主語に合わせて was, were にします。

America wasn't discovered by Columbus.
「アメリカはコロンブスによって発見されたのではなかった。」

未来形

will+be+過去分詞の形にします。

This land will be inherited by his eldest son.
「この土地は彼の長男によって相続されるだろう。」

完了形

have(has, had)+been+過去分詞の形にします。

We have been distressed by the noise for a long time.
「我々はその音に長年苦しめられてきた。」

助動詞のある場合

(may, must, can, could, shouldなど)+過去分詞

These problems must be solved soon.
「これらの問題はすぐに解決されなければならない。」

助動詞があるときは助動詞が最も優先されるので、否定文では助動詞の後ろに not が、疑問文の場合は助動詞だけが主語の前にきます。