answer と reply の違い

意味内容

answer と reply は、「答える」といったことでなど、ほぼ同じ意味内容を表しますが、answer には、一定の条件や願望を満たすといったようなニュアンスが含まれることがあります。

一方 reply の方は、単に聞かれた事に対する返答という感じです。また、この場合 answer よりもフォーマルな言い方になります。

例文と用法

◆単に「答える」の意味でとして両方が使える場合。

The suspect answered/replied that he had been at home then.
「容疑者はその時家にいたと答えた。」

※両方とも that節をうしろに付けることができます。

I asked him, “Were you with the woman?”
“その女と一緒にいたのか”と私はたずねた。

“No,” he answered/replied.
「“いや”、と彼は答えた。」


◆ answer しか使えない場合。

Could she asnswer the question?
「彼女はその問題に答えることができましたか。」

この場合 reply the question とは言いません。

※例えば、この question が数学のような勉強における問題でなければ、次のように reply to の形で使えます。

It was an unknown scientist who replied to our question.
「私たちの質問に答えたのは無名の科学者だった。」


※次の例文の answer も「要求」などに「かなう」という意味で reply で代用できません。

This electric car answers customer needs.
「この電気自動車は顧客のニーズにかなうものだ。」