cute と pretty の違いや意味など

意味内容

「可愛い」という意味で cute や pretty を使うことがありますが、人間に対しては年齢や人の見方によって使い分けられることがあります。

そこで cute は小さな子どもや、子犬、子猫といった動物、ぬいぐるみなどに対して用いられことが多いと思います。

また、これらの対象物の見た目だけでなく、そこに感じられるある種の雰囲気のようなものに対しても用いられます。

一方 pretty はそういう対象にも用いられることもありますが、特に成人した女性の容姿などに言及する場合には、こちらの方が合っていると言えるでしょう。

こちらも人だけでなく、物に対しても使われることは言うまでもありません。

また、pretty には cute にはない副詞や名詞、動詞としての用法もあります。


類義語も lovely, charming, adorable, endearing などたくさんあります。

例文や用法

Don't you think she is so cute/pretty?
「彼女は本当に可愛いと思わないかい。」

このように、対象の女性の年齢が分からなければ、どちらでも問題なく使えますし、例え歳を取った女性であっても、これらの単語が使えないわけではありません。


The AI robot has a cute big eyes, so it will get popilar among kids
「そのAIロボットは可愛い大きな目をしているので、子供たちの間で人気が出るでしょう。」

これも同様に pretty が使えないこともありませんが、子供に受けるなら cute がより合っている感じがします。(これはあくまでも私の感性ですよ。)

I think the color she selected for her car is very cute.
「彼女が自分の車に選んだ色はとても可愛いと思うよ。」

この場合でも pretty が使えないこともありませんが、pretty にすると「(色が)可愛い」というよりも、「(色が)きれいだ」という感じに近くなるでしょう。


Who is the pretty woman reading a fashion magagine over there?
「向こうでファッション雑誌を読んでいるきれいな女性は誰なの。」

cute woman だと「可愛らしい女性」という感じでも使えると思います。

pretty woman は歌や映画の題名にもなっていますから、この影響を受ける場合もあるかも知れませんね。

Mammy, look at the kitty. I want a cute one like that.
「ママ、あの子猫ちゃんを見て。私あんな可愛い猫が欲しいの。」

この英文でも pretty が使えないわけではありませんが、子猫や子犬といったものを呼ぶ場合は cute の方が使用度が多いと思います。

以上のような内容の物においては cute にするか、それとも pretty にするかは人の感性によるところが多いと思いますが、あえて違いをあげるとすれば、その気持ちの中心において、cute は「可愛い」、 pretty は「きれい」という感覚があると思います。


ただし、場所や景色などの素晴らしや美しさを述べる場合、普通は pretty しか使いません。

The scenery from the top of the mountain was really pretty.
「その山の頂上からの景色は本当にきれいでした。」