チラシやビラといった言葉を英語で表現する時に使える単語には、主に flyer と leaflet の2つの単語があります。
若干の違いはあるものの、実は両方とも同じように使うことができます。
あえて違いは何かと言えば、flyer の方が少し小さかったりするようです。
これは fly が「飛ぶ」という意味もあることから、空から撒かれたビラが由来となっているようです。
leaf は「葉っぱ」の意味があり、「(一枚の)紙」という意味でも使われるので、そこから leaflet は「一枚の小さいチラシ」とでも想像しておきましょう。
なお let は「小さい」という意味を表す接尾辞なので覚えておくと便利です。
これらとよりはっきりとした違いがあるのは、brochure や pamphlet, booklet, catalog などの単語です。ただし、これら自体の中でも、その違いが微妙な部分があります。
日本語では brochure を「ブロウシャ」などと言うことはあまりなく、一般に「パンフレット」と呼ぶことが多いと思います。
また、「(小)冊子」という言い方も日本語にはあるので、これは booklet がよく当てはまる感じです。
結局、見分けが付かない場合は、大体どれを使っても伝わるものと思います。
The flyer/leaflet in the today's newspaper was very intriguing.
今日の新聞に入っていたチラシはとても興味深かったよ。
Didn't you see the man handing out flyers/leaflets in the street this morning?
今朝通りでチラシを配っていた男性を見なかったかい。
上記の2例では、どちらの単語を使っても問題が無いと思います。
また、これらの代わりに ad という単語を使うことも可能です。
We have many kinds of French tourist booklet/brochures/pamphlets.
フランス観光のパンフレットがいろいろあります。
どれが当てはまるかは物の大きさやページ数などから判断されるでしょう。
All the items in this gift catalog are nickel-and-dime.
この贈答品用のカタログの品物は全部つまらない。
catalog は、商品を写真などと一緒に表記リスト化したものですね。
There wasn't an instruction booklet for the cheap home appliance in the box.
箱にはその安物の電化製品の取扱説明書は入っていなかった。
取扱説明書は manual という方が多いかも知れませんが、この例文のように言うことも可能です。
booklet は book に let が付いているので、普通の本とは呼べそうにないようなもので、通常 catalog や brochure
よりもサイズが小さいのが普通です。