これらの単語は全て「たぶん、おそらく、ひょっとすると」などの同じ言葉で訳されるので、どれを使っても変わらないように思えますよね。
maybe と perhaps は、ほぼ同じ感じで使えますが、perhaps の方が少しフォーマルで、文章の前後だけでなく文中にも置けるので、使われる位置もより自由度があるようです。
この中で最も確率が高いと言えそうなのは probably で、一番低いのは possiblyですが、どれがどの程度の確率なのかは、個人個人によって差が出てくると思います。
簡単にまとめると次のようになります。
possibly < maybe = perhaps< probably
それでは、それぞれの確率を会話調の例文で確認してみましょう。
A: Do you think Jeesica will really come to see me?
ジェシカは本当に私に会いに来てくれると思いますか。
B: I don't know. She was saying she'd be a bit busy today. But she may
possibly come.
どうでしょうね。彼女は今日は少し忙しいだろうって言っていましたからね。でも多分来るかも知れませんよ。
この場合、「忙しいだろう」という理由から possibly の確率もかなり低いと言えるでしょう。
また、perhaps possibly probably は、このように助動詞の may と組み合わせて使うこともよくあります。
A: I think maybe the suspect is telling a truth because the police often fit up innocent
people.
たぶん、容疑者は本当の事を言っていると思うよ。警察はよく無実の人を犯人に仕立て上げるからね。
B: Perhaps he may be innocent. He allegedly had no weapon to rob the bank.
おそらく彼は無実かも知れないわね。銀行を襲う武器は何も持っていなかったらしいから。
※ fit up は「濡れ衣を着せる」のような訳もできるでしょう
maybe は副詞で may be は助動詞とbe動詞なので混同しないようにしましょう。
もしこの例文で perhaps を maybe にすると、発音が重なって聞こえが悪いでしょうし、あまりそういう言い方はしないと思います。
また、maybe は、文中に置くことはあまり一般的ではないようです。
〇 Maybe he is innocent.
△ He is maybe innocent.(よりインフォーマルで口語的な表現)
A: I walked 50 kilometeres today. I'm so tired.
今日は50キロ歩いたから、すごく疲れているよ。
B: Oh, so You can probably fall asleep as soon as you hit the hay.
あら、それじゃあたぶん寝床に入ったらすぐに寝れるだろうね。
この場合は、はっきりと理論的にも可能性がかなり高い話になっているので、maybe, perhaps, possibly, probably の中では
porbably が一番適しています。
※ hit the hay 「寝る」という意味の慣用句
★これらの単語の確率が何パーセント以上だとか書いてある辞書などもありますが、主観的なものになるので個人差があるはずです。