pray と prey の違いが一通り理解できましたか。
問題文の全体的な意味の理解と、その解答がどのくらい正しく出来ていたかを確認し、うまく正解ができなかったものがあれば、もう一度よく復習をしてみてください。
■ 次の( )に pray または prey のどちらかを必要に応じて入れてください。
1. Not everyone (prays) for peace in the world. Some people practice terrorism.
「誰もが皆、世界の平和を願っているわけではない。テロを実行する者もいるのだ。」
後ろの英文が現在形になっていることから、全体的にも現在形であることが推測できるので、pray を現在形にして入れる必要があります。
また、主語が everyone と単数名詞なので pray に s を付けます。
pray は for を伴って、「~を祈る」などの意味で使われることがよくあるので、この事も覚えておくとより役立つと思います。
2. I've heard that sometimes a lion makes (prey) of a crocodile.
「ライオンはたまにクロコダイルを捕食することがあると聞いたことがあります。」
ライオンやクロコダイル(ワニ)などの単語があるので、prey が選択できるはずです。
後は、その形をどうするかという問題になりますが、prey は加算名詞にも不加算名詞にもなります。
そして、ここでは make prey of という熟語が入っているわけですが、make a prey of と prey に a が付くこともあります。
3. They kneeled and (prayed) in fron of us for mercy.
「彼らは我々の前にひざまずき慈悲を願った(祈った)。」
kneel(ニール)が、「ひざまずく」という動詞で過去形になっているので、pray も過去形になることが推測できるはずです。
mercy の意味が分からなくても、kneel の意味を注釈していたので、prey ではないことも予想できなけれならないでしょう。
prey の過去形は preyed で、preied などとしないようにしましょう。
また、prey は自動詞にも他動詞にもなる動詞です。
4. The cunning man (preyed) a lot of elderly people and was arrested a few years later.
「そのずる賢い男は多くの高齢者を食い物(被害者)にしたが、数年後に逮捕された。」
この問題も、後ろに was arrested(逮捕された)とあるので、(人を詐欺などの)えじきにする、というような意味で、prey が選択します。
そして、was arrested があることから、全体の英文が過去形になっていることも分かりますね。
prey も規則動詞なので、過去形は ed を付けるだけです。