■ abandon は動詞で「破棄する、諦める、放棄する」、名詞で「気まま、自暴自棄」などの意味があります。
abundant は形容詞で「たくさんの、じゅぶんな、豊富な」などの意味に訳されます。
この2つの単語はよく似ていますが、abundant には最後に t があるので、一見その違いははっきりしているように思えます。
しかし、特にアメリカ人の発音では最後の t の音がはっきり発音されないことが多いので、聞いただけでは違いが分からないことがあります。
意味も全く違う単語ですが、どっちがどっちであったか迷うことがよくある単語だと思います。
両方とも、英文記事などにもよく出てくる重要な単語なので、しっかり区別して覚えておくと役立つと思います。
覚え方としては abundant をローマ字読みで「ア・ブンダン・ト」のように区切って発音すると、無理やり真ん中の「ブンダン」を「分団」とすることもできますね。
「分団」はある種の「人の集まり」ですから、分団には人が「たくさん」いるというように覚えておくとどうでしょうか。
■ 次の( )に abandon と abundant のどちらかを、必要に応じて形を変え入れてください。
1.With ( ) business experience, Nick will be able to manage this tough
negotiation.
2.The people in those rural areas have been ( ) mercilessly by the one-party
regime.
3.Jeff was charged with ( ) a dead body, but he insisted fiercely that
he was innocent.
be charged with ~で告訴される
4. Who ( ) his or her freedom?
5.It seems that the immodest country is trying to seize the island ( )
in natural resources.
immodest ずうずうしい、厚かましい seize 手に入れる 奪う
解答と解説