assume, guess, suppose は、日本語では think と同じように「~だと思う、~だろう」などの訳fができる動詞ですが、英語の中では大小の違いがあります。
assume という動詞は「推測する」という意味合いがありますが、何かを「当然と思う、思い込む」などの意味で用いられ、suppose に近い部分があります。
guess は、ある事柄において、基本的に殆ど確かな情報もない状態で推測することです。単なる勘であるとも言えます。
suppose は、基本的には、実際は真実であるかどうかは確かではないが、真実であると信じている状態で述べる場合に使われ、割とフォーマルな単語です。
think は、単なる推測であろうとなかろうと、自分の意見として述べる感じになるでしょうが、最も一般的な言い方です。
単なる当てずっぽうで言う場合には guess が使われることが多いでしょう。
Judging from her accent, I assume she is from the southern part of America.
「アクセントから判断して、彼女はアメリカの南部の出身だと推測します。」
人の言葉の訛りを聞いた上での話しで、いくらかの推測ができる材料があり、この3つの中では assume が最も適していると言えます。
I'm not sure, but I guess the gas prices will rise more.
「確かじゃないけど、ガソリンの価格はもっと上がると思うよ。」
確かではないと言っている時点で、自信がないことを表しているので、この場合は guess が一番ピッタリな感じがします。
The man looks a little scary. I suppose he is a gangster.
「あの人は見た目がちょっと怖いわね。ヤクザだと思うわ。」
これ例文では、人を見た目だけで判断しているところから、確実性のない判断となっています。
ただ、何でも外見だけで信じてしまう人もいますから、人によっても使う言葉は変わってくるはずです。
この場合は、ある程度の推理ができる部分もあるので guess より適しているでしょう。
これを思い込みで言っている感じでは assume を使うこともできます。
◆ assume には「引き受ける、負う、(ある態度を)取る」など、他にもいろいろな意味があります。
One of the stuents assumed a challeging attitude to his homeroom teacher.
「生徒の一人は担任に挑戦的な態度を取った。」
◆suppose/supposing (that) の形で仮定法として表現することがあります。
確実性が高い内容であれば、直接法現在(if節に現在形を使う単なる仮定表現)の形をとります。
Suppose she knows the fact, she will never forgive them.
「彼女がその事実を知っているとすれば、彼らのことを決して許すことはないだろう。」
確実性が低い内容であれば、仮定法過去の形をとります。
Suppose she knew the fact, she would make contact with me soon.
「彼女がその事実を知っているとすれば、すぐにでも私に連絡をしてくるのではなかろうか。」