比較級用法

ここでは基本的な比較級の使い方から、少し発展的な比較級の学習をしていきます。

優勢比較

◆ これは最も基本的な〈比較級+than〉の形で「~よりも~だ」の意味を表します。

形容詞や副詞である単語の語尾に er を付けます。

Are monkeys clerverer than dogs (are)?
「サルは犬よりも賢いですか。」

※ 単語の音節が1つ、または2つしかないものは、基本的に er を付けます。

※ このような場合 dogs の後の are は省略することが多いでしょう。


◆音節が3つ以上ある単語は er を付けるのでなく、その単語の前に more を付けるのが基本です。

His idea was more wonderful than his boss's.
「彼のアイディアは彼の上司のアイディアより素晴らしかった。」


比べる物はいつも一つの単語であるとは限りません。

Livinig on an desert island may be more amusing than living in Tokyo.
「東京で暮らすよりも無人島で暮らすほうが楽しいかも知れない。」

※ Tokyo の後には is amusing が省略されていると考えます。

desert island 無人島


◆ 同一の人や物の比較をすることがあります。

His car is more stale than uncool.
「彼の車は格好悪いというよりも古くさいのである。」

同一の人や物の比較では、通例 er を付ける形容詞であっても more を付けて表します。


The foreign correspondents were able to pass the conflict region more fortunately than safely.
「外国特派員たちは無事にというよりも運よくその紛争地域を通過することができた。」

conflict region 紛争地域


◆さらに音節が1つの単語であっても、過去分詞が形容詞になった単語なども more を付けます。

We were more tired than usuall.
「私たちはいつもよりも疲れていた。」



劣勢比較

◆ 劣勢比較とは〈less+原級+than〉の形をとるものを言います。「~よりも以下である」といったことを表現しますが、日本語にする時には不自然にならないようにしましょう。

Is this new influenza virus was less contagious than measles.
「今度の新型インフルエンザは、はしかよりも感染力が弱いのですか。」


◆ 同一の人やものの比較をすることがあります。

I was less angry than amazed.
「私は怒るというよりもあきれてしまった。」

the+比較級+of the two

「2つのうちで~だ」という意味を表します。

This material burns the better of the two.
「この素材は2つのうちでよく燃える。」

比較級であっても the が付くことに注意してください。

否定語句+比較級+than

「~ほど~なものはない」という意味を表します。

Nothing gives me more pleasure than to be with my boyfriend.
「彼氏と一緒にいることほど楽しいことはありません。」

※比較級による最上級の表現となります。

絶対比較級

◆ 比較の対象を示さずに、漠然と程度の違いを表す比較表現です。

この表現では younger, higher, greater などの語句がよく使われます。

A monkey is a higher animal.
「サルは高等動物です。」


◆ また than ではなく、その代わりに to を使う比較級もあります。
この表現で代表的なものは次の4つです。

be superior to ~(~より優れている)
be inferior to ~(~より劣っている)
be senior to ~(より年上である)
be junior to ~(~より年下である)

His big brother is five years senior to me.
「彼の兄さんは僕より5つ年上です。」

= His big brother is five years older than I.