否定・同格構文の確認テスト・解答と解説\

否定・同格構文における基礎確認テストの解答と解説です。できなかったり、よく分からなかった問題がある場合は、後日、少し時間をおいて再度挑戦してみてください。

次の( )内に最も適する語を下から選んでください。

(1) She said nothing to me then.
   「彼女はその時私には何も言わなかった。」

say nothing で「何も言わない」となります。

(2) This dog never obeys my order.
   「この犬は私の命令には決して従いません。」

obey 従う

(3) We have no beer here.
   「ここにはビールはありません。」

no は not よりも強い否定を表します。ここで not を使うのは文法的には正しくありません。

(4) I didn't know none of them.
   「私は彼らの誰一人も知りませんでした。」

ここでは none は「誰一人も~ない」という意味で使われていますが、「何一つ~ない」という意味もあります。また、単数と複数のどちらにも扱います。

(5) He is neither a lawyer nor a doctor.
   「彼は弁護士でも医者でもない。」

nor という単語があることから neither を選ぶことになるでしょう。二つを否定するときは neither ~ nor という形で使うのが普通です。この形で nor の代わりに or を使うのはできるだけ避けた方が良いでしょう。

次の英文が同じ意味になるよう( )内に適する語を入れてください。

(1) He was an man like a devil.

 He was a devil of a man.
 「彼は悪魔のような男だった。」

A of B という形で「AのようなB」という意味を表します。mana devil の順番が変わるので注意してください。

(2) No one knows what will happen tomorrow.

 Who knows what will happen tomorrow?
 「誰があした何が起こるか分かるのか。」→「誰もあした何が起こるかはわからない。」

これは反語を表す修辞疑問文で、否定を表す単語のない否定文ということになります。   

次の日本文に合うように( )内の単語を並べかえてください。

(1) ぼくの同級生がプロ野球選手になったのは驚きだ。

 The fact that one of my classmates has become a professional baseball player is surprising.

the fact とthat節が同格となる英文です。 It is surprising one of my classmates has become
a professional baseball player. などとすることもできます。

(2) 正義がいつも勝つとは限らない。

 Justice does not always prevail.

always が否定文の中で使われているので、部分否定の英文になっています。

(3) 彼女は30歳になって初めて恋におちた。

 It was not until she was thirty that she first fell in love.

not until ~ that で「~するまで・・・ではない」→「~してはじめて・・・だ」という意味を表す重要慣用表現の一つなのでしっかり覚えましょう。

(4) アンは仕事への行き帰りに大雨にあった。

 Ann was caught in a heavy rain on her way to and from work.

to and from work のところが共通構文になっています。to work and from work とすれば分かり易くなりますが、work が重複しているので、省略されています。