ある1つの語句が2つ以上の語句を同じように修飾することがよくあります。
このように、英文を短くするような形で、重複語句などを省略している構文を共通構文と呼んでいます。
◆一つの主語が2つ以上の動詞に掛かることがあります。
My cousin won the jackpot in a lottery and bought a condominium in Tokyo.
「私のいとこは宝くじで1等を当てて、都内にマンションを購入しました。」
主語である My cousin が動詞の won と bought に掛かっています。
S(V+V)の関係になっていることを理解しましょう。
◆一つの動詞が2つ以上の補語や目的語に掛かることがあります。
Her dream was to go to the US and to become a crewmember for the International Space Station.
「彼女の夢はアメリカに行って、国際宇宙ステーションの乗組員になることでした。」
be動詞の was が to go と to become に掛かっています。
V(C+C)の関係になっていることを理解しましょう。
◆2つ以上の主語が1つの(助)動詞に掛かることがあります。
Not only attraction of enterprises, but development of the tourist industry will prevent an outflow of population from the town.
「企業誘致ばかりでなく、観光産業の育成もその町の人口流出を防ぐことになるだろう。」
(S+S)Vの関係になっていることを理解しましょう。
◆2つ以上の前置詞が1つの目的語に掛かることがあります。
He uses a taxi to commute to and from work.
「彼は通勤にタクシーを使っているのです。」
前置詞の to と from が 目的語の work に掛かっています。