名詞・冠詞の確認テスト・解答と解説

名詞と冠詞における基礎確認テストの解答と解説です。できなかったり、よく分からなかった問題がある場合は、後日、少し時間をおいて再度挑戦してみてください。

次の名詞の単数形を複数形にしてください。

(1) potato → potatoes(じゃがいも)

(2) foot → feet(足) oo がある名詞の複数形は ee になることがよくあります。

(3) mouse → mice(ねずみ) 複数形になるとまったく違う形になる名詞を覚えておきましょう。

(4) half → halves (半分) f で終わるものは ves に変わります。

(5) fish → fish(es)(魚) 種類がいくつもあるときは複数形にします。

(6) deer → deer(鹿) 単複両用です。

(7) woman → women(女性)

(8) ox → oxen(雄牛) 雌牛は cow で複数形は cows です。

次の( )にあてはまる最も適する名詞を選んでください。(1単語1回のみ使用)

(1) a glass of water wine にも使えますが、次の a bottle of が余ってしまいます。

(2) a bottle of wine 「ワイン1瓶」という意味です。

(3) a box of chocolates chocolate が複数形になっているので「チョコレート1箱」となります。

(4) a sheet of paper 「紙1枚」という意味になります。a piece of も使えますが、ここでは別の名詞に必要なので使えません。

(5) a slice of cheese slice は薄く切ったものなら、果物や肉類などいろいろなものに使えますが、ここでは他の物との関係で cheese が最も適しています。

(6) a cake of soap cake は「かたまり」ということで石鹸などを数える時に使われます。a bar of soap などと数えることもあります。

(7) a spoonful of salt 「スプーン1杯の塩」ということで sugar などの粉類や調味料などを量る時に使われます。

(8) a chunk of meat chunk は「かたまり」を意味し、肉類などに使われる単語です。

(9) a loaf of bread 特にパンのかたまりを表すときに使われる語句です。

(10) a piece of cloth piece は多くの物に対応できますが、ここでは「布一切れ」という意味になります。

次の( )内に a, an, the, ×を必要に応じて入れてください。

(1) There was (a) small cottage in (the) woods until two years ago.
   「3年前まではその森には小さな小屋がありました。」

there is(are) は不特定のものを表すときに使われるので、最初の( )には a が入ります。森は特定されていなければ不自然ですので、the を使います。

(2) I'm sorry, but my mother is sick in (×) bed now.
   「申し訳ないのですが、母は今病気で寝ています。」

be sick(ill) in bed で「病気で寝ている」という意味のイディオムで決まった形なので、冠詞は付きません。

(3) Did Mike grabbed her by (the) shoulder?
   「マイクは彼女の肩をつかんだのですか。」

「grab(catch) someone by the+身体の名称」で「(人の)~をつかむ」という意味になります。その他 stab him in the chest で「彼の胸を刺す」など、いろいろあります。

(4) My sister doesn't like (×) chicken too much.
   「妹はあまり鶏肉が好きではありません。」

chicken が複数形になっていないので、ニワトリの肉のことをさしています。食用である鶏肉の場合は不加算名詞なので冠詞が付きません。

(5) Do you know there was (a) fire last night?
   「昨夜火事があったのを知っていますか。」

fire が火事を意味する場合は加算名詞となるので冠詞の a が必要です。

(6) He arrived here only (an) hour ago.
   「彼はほんの1時間前にここに着きました。」

hour の発音が母音から始まるので、冠詞であれば「1」を表す an を付けなればなりません。

(7) Mr. Brown told (a) joke to break (the) ice.
   「ブラウンさんは緊張をとくために冗談を言った。」

joke は加算名詞なので不定冠詞が必要です。 また、break the ice で「緊張をほぐす」という意味のイディオムになります。

次の( )内から適する単語を選んでください。

(1) Your wife is a good cook, isn't she?
   「あなたの奥さんは料理が得意なのですね。」

料理をする人のことを英語では通常 cooker ではなく cook と言います。日本語だと「コック」ですが英語の発音は「クック」です。また、cooker は普通、調理器具のことをさしますが、料理の下手な人を bad cooker と呼ぶことはあるようです。

(2) I didn't have time to talk with them.
   「私は彼と話す時間がありませんでした。」

単に時間を表す場合は time は無冠詞です。have a good time など time に形容詞が付くと、不定冠詞が付きます。

(3) Father goes to the barber's twice a month.
   「お父さんは月に2回床屋に行きます。」

barber's は barber's shop などの意味で、「's」を付けておきます。

(4) Did you have fun at school today?
   「今日は学校は楽しかったですか。」

have fun で「楽しい時間を過ごす、楽しむ」などの意味を表します。したがってこの場合の fun に冠詞は付きません。