pray と prey は、発音は全く同じ、プレイなのですが、意味が全く違う単語です。
pray は動詞で、「祈る」という意味でよく使われますが、prey は動詞として「(獲物を)捕食する」や「(人を騙して)食い物にする」などの意味があります。
prey は動詞の意味からも分かるように、「獲物、えじき、エサ」などの名詞としての働きもあります。
完全に違う単語同士なのですが、綴りが非常に似ているので、勘違いし易い単語の一つでもあります。
発音が同じということは、単語だけを聞いただけでは違いが聞き分けられないということになりそうですが、会話では、その前後の話で大体分かるはずです。
また、play という単語もあり、ネイティブにとって、これはあまり問題なく聞き分けられるはずのものですが、皆が皆そうとは限らないようです。
どんな単語でも、もちろん数多く使うことで、このように似た単語も、間違わず使うことが出来るようになりますが、何とかうまい覚え方があれば、それはそれで便利ですね。
そこで、少し考えてみました。
アルファベット順では、pray は prey よりも先に来るので、「獲物(prey)を食べる前にお祈りをする(pray)という感じで覚えておくとどうでしょうか。
■ 次の( )に pray または prey のどちらかを必要に応じ形を変えて入れてください。
1. Not everyone ( ) for peace in the world. Some people practice terrorism.
terrorism テロ(行為)
2. I've heard that sometimes a lion makes ( ) of a crocodile.
crocodile クロコダイル
3. They kneeled and ( ) in fron of us for mercy.
kneel ひざまずく
4. The cunning man ( ) a lot of elderly people and was arrested a few
years later.
cunning ずる賢い
解答と解説