「ただ~するばかりだ」という意味を表します。
The government can but try to increase taxes.
「政府は増税をしようとするばかりだ。」
この場合には“増税することしか頭が働かない”というような皮肉にも取れます。
※ but の後ろには、いきなり動詞の原形がきます。
この場合の but は only「たったの」の意味なので only に置き換えてみるとわかり易くなると思います。
「~するよりほかはない」という意味を表します。
If you are having an affair, you can do nothing but keep it secret.
「もし浮気をしているのなら、隠すしかないですよ。」
have an affair 浮気をする keep secret 秘密にする
can を could にすれば過去形でも表現できます。
The authorities could do nothing but wait for the hostage to be freed.
「当局は人質が解放されるのを待つしかなかった。」
※ この but は exept「~以外」の意味で使われています。
「~せざるをえない」という意味で、can do nothing but とその意味あいは変わりません。
We cannot help regarding the nation as a threat.
「我々はその国家を脅威であるとみなさざるを得ません。」
※can't はcannot にしても同じです、この違いは言葉の丁寧さにあるだけです。
また、ここでは can't help but という言い方もできます。
I couldn't help but pretend to be happy before him.
「彼の前では幸せのふりをするしかなかったのよ。」
※ ここでも but の直後に来る動詞は原形になることに注意して下さい。
「いくら~してもたりない」という意味を表します。
You can't exaggerate the beautiful scenery of this village too much.
「この村の美しい景色は誇張しても誇張しきれない。」
それぞれ、may を might に変えると、控えめな表現になります。過去形にする場合は、それぞれの表現の後ろに、have+過去分詞を付けます。
「~するのはもっともだ」という意味を表します。
Mr.Hayashi is a newshawk. He may well know the underside of the case.
「林氏はやり手の新聞記者だ。彼がその事件の裏側を知っているのは当然だ。」
newshawk やり手の新聞記者
※否定文にするには may の後ろではなく well の後ろに not を付けます。
「~したほうがよいだろう」という意味を表します。
We may as well leave open the possibility (that) there is a real culprit.
「真犯人は別にいるという可能性を残しておいたほうがよいだろう。」
leave open the possibility 可能性を残す
「...するのは~するのと同じだ」「...するくらいなら~したほうがよい」という感じを表現します。
I might as well live in a southern desert island as the Arctic in winter.
「冬の北極に住むくらいなら、南国の無人島に住んだほうがましかもね。」
※後ろの as の後には live in が省略されています。
「おそらく~だろう」という意味を表します。 “それはあえて言うよ”くらいの感じです。
I dare say (that) he is a burden to our team.
「あえて言わせてもらえば、彼は僕たちのチームのお荷物だよ。」
「よくも~できるものだ」という意味を表します。もちろん主語の you はhe や she など、他のものにすることもできます。
How dare you hand in such a mistake-filled report?
「よくもこんな間違いだらけの報告書を出せるもんだなあ。」
hand in 提出する mistake-filled 間違いだらけの
※このページでは助動詞を含む主な慣用表現のみを取り上げていますので、その他のものについてはそれぞれの関係するページにて掲載しています。